【医師向け】
皆さんは知識のアップデートはどうしているだろうか?
自分は, 基本的な書籍に加えてソーシャルメディアを頻用している.
ソーシャルメディアの定義はWikipediaでは,
「誰もが参加できる広範的な情報発信技術を用いて, 社会的相互性を通じて広がっていくように設計されたメディアである. 双方向のコミュニケーションができることが特長である. しばしば, ティム・オライリーによって提唱されたWeb 2.0の概念を具現化した一つの形として考えられる.」
であり, いわゆるUp to Date®やSNS(twitter, youtube, など)など多数ある.
腎臓内科といえば, Up to Date®の創始者であるローズ先生(先日訃報あり)が有名であり, この領域では情報発信する医師が他の科に比べて多いような印象がある.
ただし, ソーシャルメディアと私たちの関わり方は注意が必要であり, 有効に利用できるかは私たち個人の取り組み方次第である.
現代は明らかに情報過多であり, 関わり方次第で多くの時間を無駄にする場合もあれば, 新鮮で価値のある情報を誰よりも早く得ることも可能になる.
ではどのように私たちは接していけば良いのか?
この論文にはうまいソーシャルメディアとの付き合い方のTipsが紹介されている.
関わり方としての重要点
0 自分の目的の確認
自分はどうしたいのかと真剣に考察
1 Choose platform 正しいプラットフォームを選ぶ
facebook, twitter, youtubeなどどれにするか
2 Select audience どのレベルを相手にしているか確認する
仕事と個人利用のアカウントの分離、プライバシー設定
3 Build a brand ブランディング
プロフェッショナル, 他者からの有益な情報のシェア
4 Create content 内容の作成
面白い投稿, 写真や動画なども使用, 引用元の記載, ハッシュタグの利用, 守秘義務の厳守
5 Network ネットワーク作成
twitterチャットへの参加のトライ, 有益な学会の情報の紹介, 他の情報へ積極的に接触
6 Restraint/balance 制限/バランス
1日のネットに触れる時間の制限, たまにはソーシャルメディアから離れる, 感情的な投稿は避ける
7 Education 教育
その道の専門家かの情報をフォロー, 似た境遇も人をフォロー
8 Scholarship スカラーシップ
コンテンツの質の評価と詳細な作成, 批判的吟味や出版
情報の受け手側だけでなく, 情報の送り手側も上記を意識することでより自分の立ち位置を確認しながらうまくソーシャルネットワークと付き合うことができると思う.
またこの論文には, 下記2点も紹介されている.
①ソーシャルネットワークと腎臓内科の歴史
②現時点で知識を得るために有益なサイト(具体名あり)
折に触れて見直していく論文であることに変わりはない.
まとめ
・ソーシャルメディアは個人使用にとどまらず腎臓内科領域でも発展してきた.
・8+1のフレーム作りが重要
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